【高知】定番からマニアックまで!高知旅行で買いたいお土産スイーツ総まとめ

グルメ・お取り寄せ

高知はお菓子の激戦区だった

坂本龍馬、カツオのたたき、よさこい祭り……。
高知のイメージといえばそんなところですが、実際に旅行に行ってみて驚いたのが、その「お菓子文化」の豊かさです。
温暖な気候風土と、古くからの城下町としての歴史が生んだ銘菓の数々。
空港やお土産屋さんに行くと、見たことのないお菓子がずらりと並んでいて、スイーツ好きとしてはアドレナリンが出っぱなしでした。
今回は、私が現地で実際に購入して食べたものを中心に、定番からちょっとマニアックなものまで、独断と偏見でまとめてご紹介します。

高知のお菓子集合

二大巨頭の熱き戦い「浜幸」VS「青柳」

高知のお土産シーンを語る上で外せないのが、長年にわたりライバル関係にあった(と思われる)二大老舗メーカーの存在です。

1. 浜幸(はまこう)

現在、高知のお菓子界でトップランナーと言えるのが「浜幸」。
高知市の中心部、はりまや橋のすぐ隣に立派な本店を構えています。
元々は呉服店から始まったというユニークな歴史を持つ老舗で、和菓子から洋菓子まで幅広く手がけています。

浜幸本店

代表作「かんざし」
おそらく高知土産で一番見かけるのがこれ。
日本で初めて「ホイル焼き」の技法を取り入れたというエポックメイキングなお菓子です。
銀紙に包まれたその姿は、横浜銘菓「ありあけのハーバー」に近い雰囲気。
しかし、一口食べるとふわっと広がるのは、高知名産の「柚子」の爽やかな香り。
しっとりとした生地と白あん、そしてマーガリンの風味が絶妙にマッチしています。
お菓子には「よさこい節」にちなんだお坊さんのかんざし模様が刻印されており、ザ・高知土産といった風格です。

他にも、某国民的アンパンアニメに便乗……いや、リスペクトしたと思われる「ぼくらはみんないきている」や、福岡・博多通りもんを彷彿とさせるミルク饅頭「人のよろしさ」など、
「あれ、これどこかで見たことあるな?」と思わずニヤリとしてしまうラインナップが充実しています。
個人的な推しは、大きめにカットされた梨の果肉が入った「新高梨(にいたかなし)パイ」。
果肉のシャキシャキ感が残っていて、非常に真面目な作りの美味しいパイでした。

2. 青柳(あおやぎ)

かつては浜幸と並び称され、県内各地に店舗を展開していた名店「青柳」。
現在ははりまや橋の本店を閉鎖し、郊外の「高知食品団地」にある工場での直売や、スーパーへの卸売にシフトしているようです。

代表作「土佐日記」
平安時代の歌人・紀貫之が記した名著にあやかった一口サイズのお菓子。
柔らかな求肥(お餅)の中にこしあんを詰め、表面に香ばしい「寒梅粉(もち米を炒った粉)」をまぶしたもの。
見た目の派手さはありませんが、渋いお茶によく合う、しみじみと美味しい一品です。
パッケージが本の形をしているのも風情がありますね。

土佐日記などの詰め合わせ

食品団地にある「青柳プラスワン店」では、正規品だけでなく、製造過程で出た「切り落とし」や「久助(割れ菓子)」などがアウトレット価格で販売されています。
また、お菓子だけでなく業務用の佃煮なども売られており、観光客というよりは地元の方々の台所として大いに賑わっていました。
コスパ重視のお土産探しにはもってこいのスポットです。

やめられない止まらない「ミレービスケット」

今や高知だけでなく、全国のスーパーやコンビニでも見かけるようになった「ミレービスケット」。
マスコットキャラクターの「ミレーちゃん」をご存知の方も多いでしょう。
製造しているのは、高知市の「野村煎豆加工店」です。

ミレービスケットの工場

元々は明治製菓が作っていたビスケット生地を、名古屋の会社が引き継ぎ、そこから全国へ……という流れらしいのですが、なぜか高知でだけ爆発的に普及し、ソウルフード化しました。
その理由は、製造元の野村さんが元々「豆菓子屋さん」だったから。
「豆を揚げた油で、ついでにビスケットも揚げてみた」
これが旨さの秘訣です。
豆の旨味やコクが溶け出した油を使うことで、普通のビスケットにはない独特の香ばしさと奥深い味わいが生まれているのです。
適度な塩気もたまりません。

ニンニク味と生姜味

プレーン味だけでなく、「朝のミレー」「昼のミレー」といった時間帯シリーズや、
「ニンニク味」「ブラックペッパー味」「生姜味」といった、完全にお酒のおつまみを想定した酒飲み仕様のフレーバーも豊富。
お土産屋さんでは壁一面にミレーが並んでいて、どれを買おうか本気で迷ってしまいます。
個人的には、ガツンとパンチの効いた「ニンニク味」がビールのお供に最高でした。

左党に捧ぐ「酒ケーキ」と伝統の「羊羹」

日本酒大国・高知らしい、お酒を使ったお菓子もありました。

桂「吟醸カステラ 蔵出し」
カステラというよりは、日本酒シロップをたっぷりと染み込ませた大人のスポンジケーキ。
手に持つとズッシリ重く、封を開けた瞬間に芳醇な酒の香りが漂います。
しっとり、いや「じゅわり」とした口当たりで、まさに日本酒の旨味そのものを食べている感じ。
アルコール分が3%近く含まれているので、運転前やお子様は要注意ですが、日本酒好きにはたまらない逸品です。

右城松風堂「筏(いかだ)羊羹」
日本最後の清流と呼ばれる四万十川。
そこを行き交う「筏流し」をモチーフにしたというユニークな羊羹です。
細長い丸太の形をしており、2本並べると筏に見える……という趣向。
(3本入りのパックを買わないと筏にならないという、なんとも商売上手な仕様です笑)
表面が砂糖で白く糖化しており、噛むと「シャリッ、ジャリッ」とした食感が楽しめるのが特徴。
中はしっとりとしていて、昔ながらの「これぞ羊羹!」という甘さが疲れを癒やしてくれます。

筏羊羹

まとめ:高知土産は迷う楽しみがある

他にも紹介しきれなかったものがたくさんあります。
・植物学者・牧野富太郎博士が愛した、百合根入りの練り羊羹
・「ひがしまや」という名前の謎の干し芋スイーツ
・ローカルパン「帽子パン」のラスク
などなど。

高知に行った際は、ぜひ駅や空港のお土産コーナーだけでなく、地元のスーパー(サニーマートなど)や、道の駅も覗いてみてください。
そこには、ガイドブックには載っていないような、地元民に愛され続けるローカル銘菓との出会いが待っているはずです。
スーツケースの半分はお土産用に空けておくことをおすすめします!

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