とさでんに揺られて南国市へ
高知市内をのんびりと走る路面電車「とさでん」。
西から東まで、総延長25.3kmという日本一の長さを誇る軌道線です。
せっかく一日乗車券を買ったので、東の終点である「後免町(ごめんまち)駅」まで足を伸ばしてみました。

高知市中心部から電車に揺られること約40分。
たどり着いたのは、のどかな田園風景と古い街並みが広がる南国市。
そんなレトロな風景の中に、突如として現れる異質な建物があります。

SF映画のような「海洋堂スペースファクトリーなんこく」
まるで宇宙船のような近未来的なデザイン。
ここは世界的なフィギュアメーカー「海洋堂」のソフビ(ソフトビニール)工場を見学できる施設、「海洋堂スペースファクトリーなんこく」です。
なぜ大阪の企業である海洋堂がここに? と思われるかもしれませんが、実は創業者の宮脇修氏がこの南国市(旧大篠村)の出身。
四万十町の「海洋堂ホビー館」と同様に、故郷への貢献として作られた施設(南国市ものづくりサポートセンター)なんだそうです。

館内に入ると、まず目に飛び込んでくるのが巨大なモニュメント「生命の塔」。
これは大阪万博の「太陽の塔」内部にある「生命の樹」へのオマージュでしょうか。
恐竜や動物、キャラクターなどのフィギュアが螺旋状に配置され、圧巻の迫力です。
リアルな製造現場を見学
1階は実際の製造工場になっており、ガラス越しに作業の様子を見学することができます。

最近、アジアを中心に「ソフビブーム」が再燃しているそうで、アート性の高い少量生産のソフビが人気なのだとか。
ここでは昔ながらの「金型から一つ一つ手作業で抜く」工程が行われています。
機械で大量生産するのではなく、職人さんがタイミングを見図ってスポンとパーツを抜く様子は、見ていて飽きません。
貴重なコレクション展示も
2階・3階には、海洋堂の歴代フィギュアやコレクションが展示されています。


精巧なゴジラやウルトラマンの怪獣から、美少女フィギュア、食玩のおまけまで。
「あ、これ昔持ってた!」なんて懐かしいアイテムに出会えるかもしれません。
また、南国市出身の有名人といえば、「アンパンマン」のやなせたかし先生。
売店には関連グッズや、地元出身の演歌歌手・三山ひろしさんのフィギュア(!)なんていうマニアックなものまで販売されていました。
まとめ:雨の日にもおすすめの観光スポット
入場は無料。
規模はそこまで大きくありませんが、路面電車の旅の目的地として、また雨天時の観光スポットとして十分楽しめる施設です。
ものづくりの熱気と、フィギュアたちの造形美に触れに、南国市まで足を運んでみてはいかがでしょうか。


コメント